「イカゲーム」に学ぶ人間の持つ二面性とは?

韓国ドラマ「イカゲーム」がNetflix史上最大のヒット作となっています。

 

自分の命を懸けたデスゲームが繰り広げられるストーリーで、

日本の映画の「バトル・ロワイアル」や「カイジ」を彷彿とさせます。

 

ストーリー自体に中毒性があり、私も全9話を2日で観てしまいました。

 

自分の命を懸けたデスゲームを通して人間の持つ二面性を改めて感じました。

人間の持つ二面性とは?

人間の持つ二面性とは、

・自分がかわいい

・他人を助けたい

 

この2つではないでしょうか?

 

まず「自分がかわいい」については、集合写真をイメージしてください。

集合写真を見た時に誰もが最初に見るのは何でしょうか?

 

ほとんど全ての人が自分自身の姿を確認しますよね。

やはり誰もが自分自身が一番気になる存在であり、かわいいのです。

 

だからこそ、「イカゲーム」でも多くの登場人物が自分の命を懸けて戦うゲームでは、他人を蹴落としてでも、自分が勝つことを何よりも優先します。

これは人間が持つ性質から考えると当たり前かもしれません。

 

そして、「イカゲーム」がここまでヒットした要因のひとつに

視聴者にストーリーの疑似体験をさせ、主体的に参加させていることがあると考えます。

 

極限の状況に追い込まれた時に、

「自分だったらどう振る舞うか?」

これについて視聴者自身が当事者意識を持って考えるような工夫がなされています。

 

そして、1つ目の人間の性質とは一見相反するように思いますが、

2つ目の性質は「他人を助けたい」です。

 

目の前に困っている人がいた時に、その人との関係性が深ければ深いほど、

手助けをしたくなります。

 

「イカゲーム」でも自分自身の命が何より重要なことはみんなに共通です。

しかし、ゲームの中で知り合った者同士でも、お互いの人生ストーリーを話し、関係ができ、自分だけではなくその人も助けたいという気持ちが芽生えてきます。

 

これはまさに人間が持つ性質の2つ目「他人を助けたい」です。

 

これらの人間が持つ2つの普遍的な性質が描かれているからこそ、

奥底にある感情を揺さぶられ、多くの視聴者を魅了しているのではないかと思います。

 

ポイントはこの2つの性質はどちらも人間は兼ね備えているということです。

しかし、人によって1つ目の「自分がかわいい」が強かったり、

2つ目の「他人を助けたい」が強かったりします。

 

経営、営業、人材育成、家庭などあらゆるところでベースになっているのが、

「人間関係」です。

 

人間関係を円滑にしていくことが人生を豊かにしていく上で

非常に大切になってくるのではないでしょうか。

 

そこで、ポイントになるのが人間が持つ二面性の理解です。

 

まず自分自身はどちらの性質が強いか?

これを理解することが大切です。

そして、これを理解した上で、関わる人がどちらが強いかを把握する。

これを把握した上でアプローチすると人間関係も良くなり、

営業では相手に刺さる提案ができ、成約率が上がってきます。

 

このようにドラマからも仕事や日々の生活に活かせるヒントがたくさん見つかりますね。

イカゲームはストーリー自体もおもしろくてオススメですが、

このような視点で観てみると、さらにおもしろさ倍増です。

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