私の師匠である『年収1億円思考』をはじめ
著書累計50万部突破のベストセラー著者の江上治さんのご縁で以前お会いさせていただいた、
アパマンショップ創業者であり、三光ソフランホールディングス株式会社の高橋誠一会長のお言葉。
「信じるな、疑うな、確かめろ」
この格言は投資に精通された方ほど「本当に深い言葉だな」と言います。
「信じるな」
これについてはよく言われることだし、
安易に信じてはダメということは頭では理解できます。
その後に続く「疑うな」というお言葉。
信じすぎてもダメだけれど、疑いすぎてもチャンスを逃してしまうのだと。
本当に大切なことは最後のお言葉。
「確かめろ」
自分で確認することが大事だということです。
これは頭では理解できるけれど、意外と実践できていないことが多かったりします。
つい「●●さんに言われたから自分も投資しよう」
こんな風に誰かから言われたことを鵜呑みにして、
自分でしっかりと確認もせずに投資をしてしまうことがあります。
その結果、うまくいくこともあるかもしれません。
しかし、それは所詮誰かの意見を鵜呑みにして、お金を投げただけで、
本当の意味での投資とは言えません。
以前のコラムでも書きましたが、投資は単にお金を投げることではありません。
投資とは“自分自身を投げること”です。
先の場合、投資に失敗した時には、
お金を失うだけでなく、その投資を勧めた●●さんへの恨みの気持ちが残るでしょう。
しかし、言わずもがな投資は自己責任です。
誰かを責めても無駄です。
私はいつもセミナーや勉強会で、
「再現性ある投資をしましょう」とお伝えをしています。
「あなたが投資において、大切にしていることは何ですか?」と質問をすると、さまざまな答えが返ってきます。
儲かること、投資先企業の応援、株主優待、有名な投資家が投資をしている・・・
唯一の答えはもちろんありません。
私は投資をする上で、
「自分でストーリーを思い描けるようになってください」
このようにお伝えしています。
投資をするということは、投資先の国なり企業なりに成長の期待をしているということですよね。
「〜〜の理由で●●の株式に投資をする」という自分の考え、ロジックを
しっかりと持ってほしいのです。
そうすると、投資の結果の振り返りができます。
うまくいった時もうまくいかなかった時も結果の分析ができるのです。
それが知恵となり、経験となり、
投資の成功確率が上がっていきます。
これこそが一番の自分の資産になります。
「●●さんに言われたから投資した」という他力本願な投資スタンスでは、
たまたまうまくいったしても、自分の知恵になっていないので、
その後の顛末はどうなるか?
まぐれで投資で成功した人の多くが陥っているのは、
得たお金を別の投資案件に投資し、結果お金を失ってしまっているケースです。
私はアドバイザーとして
「絶対●●に投資をした方が良い!」
ということは言いません。
投資をするかご判断されるのはあくまでお客様ご自身です。
私たちにできるのは判断をする上での
「材料やデータを提供すること」です。
それらのデータを集めて、
自分なりの成長ストーリーを描けたものに投資というスタンスで実践すると、
投資家としてのリテラシーが上がっていきます。
ぜひご自身なりの“軸”を持って投資をしてほしいと思います。