「本業が忙しくて、時間がないんですけど、
資産運用、投資ってしっかりと毎日チャートとかチェックしないとダメですよね?」
投資というと、毎日チャートや株価を細かくチェックして、
いろいろ分析して・・・と大変なイメージを持たれている方もいます。
しかし、このコラムを読んでいただいている社長も、
本業でお忙しくされていて、なかなか資産運用について考える時間が取れないという方も多いかと思います。
そこで、本日は本業でお忙しくされている社長でも
堅実に資産を増やすことができるベストな資産運用法をお伝えします。
その方法とはズバリ、
「ドルコスト平均法を活用した毎月のコツコツ投資」です。
ドルコスト平均法とは、
株式や投資信託などの金融商品の投資手法のひとつで、
定額購入法ともいいます。
毎月決まった一定の額を運用に回すことで、
リスクを抑えながら、堅実にリターンを享受することができます。
このように書くと、社長の中には
地味な投資でおもしろみがない!と思われる方もいるかもしれませんが、
日頃本業でお忙しくされている社長には最適な投資手法だと
私たちは考えています。
投資とは口数を買う行為です。
ドルコスト平均法を理解してもらいやすいように、
リンゴを買うことをイメージしてください。
毎月1万円の予算があります。
ある月にリンゴが1個100円だとすると、100個買えますよね。
リンゴの価格が3ヶ月で以下のように推移したとします。
1ヶ月目:100円
2ヶ月目:50円
3ヶ月目:200円
1万円の予算で毎月何個リンゴを買えるかというと・・・
1ヶ月目:100個(1万円÷100円/個)
2ヶ月目:200個(1万円÷50円/個)
3ヶ月目:50個(1万円÷200円/個)
3ヶ月間で買えたリンゴの数は合計350個となります。
この買った口数を積み上げていくのがドルコスト平均法の肝です。
投資の成果は口数×価格です。
多くの方は口数の部分が盲点になってしまい、
価格の上げ下げだけに一喜一憂してしまいます。
しかし、投資の成果の式を見ると、
価格だけでなく「口数」をどれだけ多くできたかも
成果に影響することがわかります。
定額で毎月購入するドルコスト平均法では、
価格が高い月は口数は少なく、
価格が低い月は口数を多く購入ができます。
つまり、価格が下がっても口数を多く購入できるため、
中長期的には投資の成果にプラスになってきます。
先ほどのリンゴの例に戻ります。
投資の成果=口数×価格
ですから、
3ヶ月目の投資の成果は、
350個×200円=70,000円
となり、
投資金額合計の30,000円の2倍以上に資産が増えたことがわかります。
この時はたまたま3ヶ月目にリンゴの価格が2倍になったから、
良い結果になったのでしょ?
このように思われる方も多いでしょう。
しかし、ドルコスト平均法は売却時に価格が当初よりも下がった場合でも
効果を発揮するケースが多いです。
ドルコスト平均法の手法で投資をしていく場合に大切なことは、
中長期的に成長していくストーリーが描けるものに投資をすることです。
短期での価格予測は投資のプロでも難しいですが、
中長期での価格予測は、国の経済成長とリンクしているため、
ある程度予測が可能です。
本業がお忙しい経営者は、
本業のお仕事に集中いただいて、
毎月コツコツ分散投資が堅実に資産を増やす鉄則です。
中長期的に成長していく投資対象を見つける方法は、
金融資産アドバイザーにお気軽にご相談ください。